『ひぐらしのなく頃に』および『うみねこのなく頃に』の作者である竜騎士07が、『Silent Hill f』の制作に関する見解を明かし、ゲームの超自然的・心理的テーマを「サラダドレッシング」に例えました。
2012年以来となるフランチャイズの本編新作『Silent Hill f』への期待が高まる中、シナリオライターの竜騎士07は、ロサンゼルスで開催されたAnime Expo 2025に登壇するまで比較的沈黙を守っていました。岡本基理プロデューサーと山岡晃作曲者とのパネルディスカッションにおいて、彼はこのプロジェクトに独特のアプローチをとり、物語を一つの核となるテーマを中心に据えていることを明らかにしました。
ファミ通がAutomaton経由で報じたところによると、竜騎士07は、プレイヤーは当初、ゲームの超自然的ホラーと心理的ホラーの要素が絡み合って見えるため、それらを区別するのに苦労するかもしれないと説明しました。しかし、真実は徐々に明らかになっていくとほのめかし、その啓示をサラダドレッシングの油と酢が分離する様子に例えました。
この比喩についてさらに詳しく説明する中で、竜騎士07は、これらの要素が混ざった後に分離するドレッシングの材料のように、やがてそれぞれが明確に区別されるようになると述べました。この比較は一風変わっているように思えるかもしれませんが、彼はファンに向けて、海峯ヶ丘の謎を解明する傍ら、『サイレントヒル』体験の特徴である解釈の余地が十分に残されていることを保証しました。
また、竜騎士07は『Silent Hill f』が純粋なホラーストーリーではないことも強調しました。過去作と同様に、愛や悲しみといった人間の感情にも深く迫っていくとのことです。
コナミは、『Silent Hill f』が過去の作品とは繋がりがなく、代わりに新規プレイヤーにも受け入れられる独立した物語であることを確認しています。1960年代の日本を舞台とし、社会の重圧にもがく少女・清水雛子を描きます。特筆すべきは、日本国内で18歳以上対象のレーティングを受けた初の『サイレントヒル』ゲームとなる点です。
岡本プロデューサーは、ゲームの強化された戦闘、美と恐怖の対照的なビジュアル、そして心理的な要素を盛り込んだパズルデザインに焦点を当てました。『Silent Hill f』は9月25日にPC、PS5、Xbox Seriesで発売予定です。
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